三角 泰利 の日記
-
安部芳裕「金融のしくみは…」.13
2019.10.02
-
世界恐慌と銀行
1929年、ニューヨークのウォール街で株価が大暴落したのをきっかけに世界大恐慌が起こりました。
経営がおかしくなった企業は、銀行に駆けつけて預金を引き出します。はじめのうちは要求に従ってお…
-
安部芳裕「金融のしくみは…」.12
2019.10.01
-
中央銀行制度の誕生
資本主義の発展と共に多くの銀行が誕生し、それぞれの銀行が預り証として銀行券を発行するようになりました。これまでのようにお金をコントロールすることができなくなった国家は、銀行とある取引…
-
安部芳裕「金融のしくみは…」.11
2019.09.30
-
金融カルテルの形成
この大掛かりな詐欺的行為がバレないためにも、銀行業者の秘密性はさらに高まりました。かくして銀行家カルテルは物質的な金に囚われることなく自らお金を創り出し、それを誰にどれだけ分配するか…
-
安部芳裕「金融のしくみは…」.10
2019.09.29
-
信用創造とは銀行の詐欺行為
銀行の信用創造は将来価値の先取りになります。このことについて少し説明しましょう。Aさんが銀行家から100万円借りて、利子込みで110万円返済するケースを考えてみましょう。Aさ…
-
安部芳裕「金融のしくみは…」.09
2019.09.28
-
信用創造から近代銀行制度が始まった
こうして、金の保管場所の預り証で決済する方が安全で便利なので、この預り証がお金の役割を持つことになりました。紙幣の誕生です。
ところが、皆が預り証で決済するようになると…
-
安部芳裕「金融のしくみは…」.08
2019.09.27
-
金細工師の預かり証を利用した取引
中世ヨーロッパでは、国王が定期的に鋳造貨幣を回収して、税金として金属を少し削り取ったり、あるいは削り取った分、他の金属を混ぜたりして、新たに刻印し返却していました。この…
-
安部芳裕「金融のしくみは…」.07
2019.09.26
-
信用の裏付けを必要とした鋳造貨幣
そこで次にできたお金が鋳造貨幣、いわゆるコインです。
これは重量や純度が一定であるとお墨付きを得たものです。しかし、誰もが勝手にお墨付きを与えられるわけではありません。ど…
-
安部芳裕「金融のしくみは…」.06
2019.09.25
-
劣化しにくい金属貨幣
やがて鉱山の発掘技術が発達してくると、金や銀などの貴金属がお金として使われるようになります。これも稀少性に基づいたお金です。非常に珍しく、人気があったので、交換の媒介物として成立し…
-
安部芳裕「金融のしくみは…」.05
2019.09.24
-
希少性に基づいた貝殻貨幣
次に世界的に使われたお金は、貝殻のお金です。
タカラ貝などのキレイで粒の揃った貝殻は非常に珍しく、アクセサリーとして使われ人気がありました。なぜ貝殻がお金として使われたかといえば…
-
安部芳裕「金融のしくみは…」.04
2019.09.23
-
日常必需品としての商品
お金の発達史は世界各地で様々ですが、なかば強引にまとめておおまかな流れを説明します。
まず初めにお金として使われたのは、お米や小麦、塩、油、布、皮、牛、羊など、誰でもが生活していく…