三角 泰利 の日記
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安部芳裕「金融のしくみは…」.11
2019.09.30
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金融カルテルの形成
この大掛かりな詐欺的行為がバレないためにも、銀行業者の秘密性はさらに高まりました。かくして銀行家カルテルは物質的な金に囚われることなく自らお金を創り出し、それを誰にどれだけ分配するか決める権限を持ったのです。
このようなお金の主流が、銀行が発券する紙幣に変わっていくと、これまでのように国家がお金をコントロールすることができなくなりました。ユーロッパの君主たちは、お人好しにも、銀行家は大量の金を持っているのだと信じたのです。そ、して国家がお金を必要とし、しかし税収をもう上げられないとなると、銀行家から借りるしかないとなりました。
旧約聖書では、「借りる者は貸す人の奴隷となる」と言っています。こうして次々と国家に対して貸し付けることによって、絶大な影響力を手に入れるようになったのが、ロスチャイルド家です。