三角 泰利 の日記
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大本神諭…天の巻①
2020.01.06
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明治二十五年旧正月.1
三ぜん世界一同に開く梅の花、艮の金神の世に成りたぞよ。梅で開いて松で治める、神国の世になりたぞよ。日本は神道、神が構はな行けぬ国であるぞよ。外国は獣類の世、強いもの勝ちの、悪魔ばかりの国であるぞよ。日本も獣の世になりて居るぞよ。外国人にばかされて、尻の毛まで抜かれて居りても、未だ眼が覚めん暗がりの世になりて居るぞよ。是では、国は立ちては行かんから、神が表に現はれて、三千世界の立替へ立直しを致すぞよ。用意を成されよ。この世は全然、新つの世に替へて了ふぞよ。三千世界の大洗濯、大掃除を致して、天下太平に世を治めて、万古末代続く神国の世に致いたすぞよ。神の申した事は、一分一厘違はんぞよ。毛筋の横巾ほども間違は無いぞよ。これが違ふたら、神は此の世に居らんぞよ。
天理、金光、黒住、妙霊、先走り、とどめに艮の金神が現はれて、世の立替を致すぞよ。世の立替のあるといふ事は、何の神柱にも判りて居れど、何うしたら立替が出来るといふ事は、判りて居らんぞよ。九分九厘までは知らしてあるが、モウ一厘の肝心の事は、判りて居らんぞよ。三千世界の事は、何一とつ判わからん事の無い神であるから、淋しく成りたら、綾部の大本へ出て参りて、お話を聞かして頂けば、何も彼も世界一目に見える、神徳を授けるぞよ。
加美となれば、スミズミまでも気を付けるが加美の役。上ばかり好くても行けぬ、上下揃はねば世は治まらんぞよ。洋服では治まらん、上下揃へて人民を安心させて、末代潰れぬ神国の世に致すぞよ。用意を為されよ。脚下から鳥がたつぞよ。それが日本をねらふて居る国鳥であるぞよ。てんしまでも自由に致たして、神は残念なぞよ。日本の人民、盲目聾者ばかり、神が見て居れば、井戸の端に、茶碗を置いた如く、危ふて見て居れんぞよ。外国人よ。今に艮の金神が、返報返しを致すぞよ。
根に葉の出るは虎耳草、上も下も花咲かねば、此世は治まらぬ。上ばかり好くても行けぬ世。下ばかり宜くても此世は治まらぬぞよ。
てんしは綾部に仕組が致してあるぞよ。てんし、てんかを拵らへて、元の昔に返すぞよ。洋服を着てウロツク様な事では、日本の国は治まらんぞよ。国会開きは、人民が何時までかかりても開けんぞよ。神が開かな、ひらけんぞよ。開いて見せう。東京は元の薄野のに成るぞよ。永久は続かんぞよ。東の国は一晴れの後は暗がり。これに気の付く人民はないぞよ。神は急けるぞよ。此世の鬼を往生さして、地震雷火の雨降らして、たやさねば、世界は神国にならんから、昔の大本からの神の仕組が、成就致す時節が廻りて来たから、苦労はあれど、バタバタと埒を付けるぞよ。判りた守護神は、一人なりと早く大本へ出て参りて、神国の御用を致して下されよ。さる代りに勤め上りたら、万古末代、名の残る事であるから、神から結構に御礼申すぞよ。世界中せの事で在るから、何程智恵や学がありても、人民では判らん事であるぞよ。此の仕組判りては成らず、判らねば成らず、判らぬので、改心が出来ず、世の立替の、末代に一度の仕組であるから、全然、学や智恵を捨て了ふて、生れ赤児の心に立ち返かへらんと、見当が取とれん、六ケ敷仕組であるぞよ。今迄の腹の中の、ごもくをさっぱり、投り出して了はんと、今度の実地まことは分りかけが致さん、大望な仕組であるぞよ。