三角 泰利 | 日記 | 王仁三郎の皇道経済⑥ 天産自給

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三角 泰利 の日記

王仁三郎の皇道経済⑥ 天産自給

2019.12.24

土地為本と表裏一体をなす天産自給という概念について。天産物とは天賦の産物であり、自給とは自ら支給し生活すること。すなわち天産自給とは、天賦の産物を自給し生活することである。
人類がこの世に誕生した目的は、その生まれた国家(国魂国家)を神に代わって経綸すること。その生活に必要かつ適当な衣食住のものは必ずその土地から産出される。物質第一・貨幣万能の魔道教育によって、天賦の霊性を麻痺させられた現代人は、天産自給の経済と言えば、直ちに原始農業経済への逆転を速断するが、それは違う。天賦所生の国土には天恵無尽の宝庫が隠されている。これを開拓すれば、その土地は豊満美麗の楽天地と化し、自給自足してあまりある。
現代教育は、人間天賦の知能・霊性を閉塞させる教育であって、無尽の天然力・自然物を開発利用することができない。また、現代科学は一部支配階級のかぎりなき欲望充足のために悪用されている。これを根本的に切り替え、自給自足経済の確立・充足に利用するならば、各地域国土の経済は現在の科学知識だけでもある程度までは充実される。さらに皇道教育を徹底し、人間天賦の知性が正しく活用できるようになれば、その地域に潜在する天然力、自然物を活用する多くの発明発見が行われる。
現代は税金や貨幣経済に寄食する寄生虫的階級が極めて多い。したがって、税金や貨幣経済を廃止すれば、寄生虫的階級を養っている財源がすべて天産自給経済の開発に向けられることになる。そして、皆(老人・子供・病人は別)が農業(いわゆる第一次産業のこと)を基とする実業に従事することになれば、遊民徒食者はいなくなる。それによって、労働時間が短縮され、あまった時間が精神文化向上の天賦の知能開発に向けられるようになる。その結果、物質文明と精神文化が両々相まって真文明が開化することになる。
皇道経済実施の主体となるものは官僚や財界ではない。その地域に居住する人民である。なぜなら、各地域の気象・風土・産業などを最もよく知っているのは、それを身を持て体験している、その地域の住民だから。生産・流通・分配等の経済活動は、地域住民が自主的に組織・計画・実行する。つまり、土地為本・天産自給の皇道経済とは、政治的には中央集権国家を廃して地域自治主義を確立し、地域共同体が政治経済運営の主体となることである。

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