三角 泰利 の日記
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安部芳裕「金融のしくみは…」.50
2019.11.08
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太陽光発電
太陽光発電には以下のような利点があります。
①セルの主要原料であるシリコン(珪素)は地球上で最も豊富な資源である。
②パネルに使われている素体の寿命は半永久的であり、機械・電気部品の交換によるリサイクルが容易である。
③需要地に接近して設置できるため、送電コストや損失が低減できる。
③可動部分がないので機械的にメンテナスフリーである。
④原子力や火力と比較すると冷却水・破棄物・排気など副産物が発生しない。
⑤出力のピークが昼間の電力需要ピークと重なっており、ピーク時の電力の削減に効果的である。
⑥建築物の屋根・壁面に設置できるため用地を占有しない。
日本国内で利用可能な建屋や壁面、遊休地に設置したと仮定すると、設備容量にして約207GWが設置可能です。
年間総発電量は約217~228TWhとなり、日本の年間総発電量の約21~22%に相当します(※日本の年間総発電量は約1028TWh)。
太陽から地球全体に照射されている光エネルギーは約180PW(※P=ペタ=10も15乗)実際に利用可能な量は約1PWで、これは現在の人類のエネルギー消費量の約50倍にあたります。もし、これをゴビ砂漠に引き詰めれば、全人類のエネルギー需要量に匹敵する発電量が得られると言われています。