三角 泰利 の日記
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安部芳裕「金融のしくみは…」.32
2019.10.21
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中東危機は最終戦争演出への布石か!?
経済危機の次は、戦争の危機について見ましょう。
イスラエルは、四国くらいの小さな国であり、周りはすべてイスラム教徒のアラブ人に囲まれています。イスラエルは、パレスチナに散々ひどいことを行ってきましたから、パレスチナの同胞であるアラブ人にかなり恨まれています。
現在、イスラエルは、南側のガザ地区でパレスチナの武力勢力ハマスと、北側ではレバノンの武装勢力ヒズボラは背後からイランを支援しています。だから、イスラエル・ロビーに操られている米国政府は、何とかイランを潰そうと躍起になっているのです。
もし戦争になれば反米・反イスラエルのシリアもこの戦いに参戦してくるでしょう。最も怖ろしいのはイスラエルが追い詰められた時です。彼らは200発の核弾頭を保有していますから、暴発する可能性があります。何せ聖書の預言である最終戦争を心待ちにしている人たちが大勢いる国です。
ちなみに最終戦争のことをハルマゲドンと言いますが、正しくはハル・メギドであり、イスラエルにあるメギドの丘で繰り広げられる神と悪魔の最終戦争のことを言います。だから、終末待望論者(これはユダヤ教徒だけじゃなくキリスト教徒にもイスラム教徒にもいます。)にとって、最終戦争はイスラエルで起きなければならないのです。
最終戦争までならないまでも、イランとの戦争が起きれば、ホルムズ海峡が封鎖される惧れがあります。中東の石油は、このホルムズ海峡を通って世界中に供給されますから、ホルムズ海峡が封鎖されれば、世界の経済活動がマヒしてしまいます。