三角 泰利 の日記
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安部芳裕「金融のしくみは…」.25
2019.10.14
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負の悪循環
ロスチャイルドが作った経済システムによって引き起こされている地球規模の危機をかいつまんで説明します。
金融機関の危機
ドル離れ加速
インフレ
世界1の消費大国である米国の消費が減れば、世界経済全体に悪影響が出ます。米国の消費が落ちこめば、中国から米国への輸出が減り、米国と中国で消費が減れば、両国への輸出に依る日本の景気も、当然、ダメージを受けます。
そして、日本企業の業績が悪化すればどうなるのか。生産の縮小→リストラ→失業者の増加や収入減→生産が減る→所得が減る→また消費が減る→(繰り返し)という景気サイクルに突入します。
もともと中国のバブルは北京オリンピックまでと言われてきましたが、わざわざバブル崩壊まで待っている投資家はいないので、既に中国への投資は逃げ始めています。株価も昨年10月に付けた最高値より、約半年で半値近くまで下落しています。
消費が減れば物が余って、物価は下がる(=デフレ)はずですが、実際は原油価格と食糧価格の高騰(=インフレ)が続いています。景気の悪化とインフレが同時進行することをスタグフレーションと言いますが、国家破綻した国のほとんどは、このスタグフレーションから始まっています。
景気対策として考えられることの一つはケインズ政策で、これは財政支出を増やして有効需要(消費と投資)を増やすというものです。しかし、日本はケインズ政策のやり過ぎで、G8中最悪の財政状況に陥っています。
もう一つの方法が減税で、サッチャーやレーガンが行った政策です。つまり、消費に仕えるお金を増やす→生産が増える→所得が増える→また消費が増える→この繰り返しとなります。
とこらが、日本政府が行おうとしているのは消費税の増額です。そんなことをすれば、消費が減る→生産が減る→所得が減る→また消費が減る→この繰り返しとなります。
この国の指導者たちは日本経済をどん底に落とすようなことばかりします。