三角 泰利 | 日記 | 安部芳裕「金融のしくみは…」.24

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三角 泰利 の日記

安部芳裕「金融のしくみは…」.24

2019.10.13

国家と企業と銀行の力関係
金融資本とは、銀行資本が産業資本と結合して、経済を独占的に支配する資本形態のことを言います。銀行資本は、いわば口座の中のバーチャルな数字です。それ自体が何か実質的な富を生み出すわけではありません。銀行資本は産業資本と結合することにより、はじめて実質的な富を手に入れることができます。
どんな事業をおこなうにしても、まずは資本=お金が必要となります。自己資本を持っているお金持ち以外は、銀行から融資を受けるか、株券を発行するか、債券を発行するか、いずれにしても金融機関を通さなければなりません。銀行から融資を受ければ、銀行は企業の債権者となります。その経営状態を把握することができますし、その状態がよくなければ経営について口をはさむ権利があります。つまり、力関係を図式すれば、「銀行>企業」となります。
また、私たちのお金は、銀行に預けると金融資産となります。銀行は、預かったその金融資産の運用権を持ちます。その金融資産を運用するため、銀行は株券を購入します。株券は企業の所有権ですから、銀行は企業の所有権を持つことになります。つまり、ここでも「銀行>企業」という関係になります。
続いて国家と企業の関係について見ましょう。国家の収入は税金から得ることになっています。税金がなければ国家経営が成り立ちません。その税金は、所得税にしても消費税にしても物品税にしても、企業が営利活動をおこなうからこそ得ることができるものです。
また、政治家レベルで考えてみても、政治活動および選挙活動にはお金が必要です。これもよほどのお金持ちでもない限り献金がなければ成り立ちません。この献金も企業が営利活動をおこなうからこそ得ることができるものです。
要するの、国家は企業が利益を出さなければ運営ができない“経済的に依存している存在”ですから、国家は企業が利益を出しやすい環境を整えなければならなくなります。つまり、力関係から言えば、「企業>国家」となります。
こう考えてみると3者の力関係は「銀行>企業>国家」となります。
法律的な見地からすれば、国家が銀行や企業の存在を認め、その営利活動を赦しているからこそ銀行も企業も成り立っているのですが、国家が経済の分野を民間に委ねてしまっているので、建前としては国家が最高位にいても、実質的には銀行や企業の方が上位に位置してしまいます。つまり、貨幣経済社会においては、お金を持ち、それを操作できる力(=
金融力)を持つ者が最も強大な権力を持つ事になるのです。
その中で、世界中の金融資本の閨閥を張り巡らし、最も強大な金融力を持つ一族、それがロスチャイルドなのです。フランス革命以降、地球はロスチャイルド家を中心に回って来たと言っても過言ではありません。

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